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2009年03月05日
メナード化粧品、ニキビの原因菌「マラセチア」によって起こるニキビの炎症を防ぐ成分を発見
日本メナード化粧品は、身体のニキビの原因菌である「マラセチア(Malassezia)」によって起こるニキビの炎症について研究を進め、その炎症を防ぐ成分を発見した。
ニキビは肌の大きな悩みの一つである。ニキビは、顔だけでなく、胸元や背中にもでき、身体にできるニキビに悩む人も多い。顔や身体の肌にできるニキビの炎症や悪化には、皮膚常在菌が関わっている。毛穴がふさがると皮膚常在菌が毛穴の中で増殖し、炎症がおこり、ニキビとなる。顔にできるニキビの多くは「アクネ菌」が関わっており、「尋常性(じんじょうせい)ざ瘡(そう)」と呼ばれている。また、身体にできるニキビの多くは「マラセチア」が関わっており、「マラセチア毛包炎」と呼ばれている。アクネ菌に関する研究は多くされているが、マラセチアに関する研究は少ないとのこと。
そこで、メナードでは、マラセチア毛包炎患者の皮膚から検出されるマラセチアの菌種を調べ、人の皮膚に常在する9種類のマラセチアのうち、マラセチア毛包炎に関わっているのは5種類であることを既に明らかにしている。さらに、マラセチアによって起こるニキビの炎症メカニズムを解明するため、研究を進めた。その結果、2つの炎症反応が起きていることを見出した。一つ目は、毛穴の細胞がマラセチアを異物と判断して炎症を起こす免疫反応によるもの。二つ目は、マラセチアが産生する皮脂分解酵素リパーゼ(以下マラセチアリパーゼ)によって皮脂が分解されて炎症物質(遊離脂肪酸)に変わり、炎症を起こす反応だという。そして、さらに研究を進めた結果、皮膚の免疫反応によって起こる炎症には、5種類のうちのM.furfurの影響、マラセチアリパーゼによって起こる炎症にはM.globosa、M.restricta、M.sympodialis、M.dermatisの影響が大きいことが推察された。
今回の研究によって解明したメカニズムに対して、効果を発揮する成分を探索した。その結果、皮膚の免疫反応によって起こる炎症には、海草の一種であるアマモとサンゴ草から得られるエキスに効果を見出した。また、マラセチアリパーゼによって起こる炎症には海水ミネラルに効果を見出した。
同社では、この研究成果をニキビを防ぐ化粧品に応用していく予定であるとのこと。また、3月2~4日に横浜に開催される「第9回アジア化粧品技術者会」で同研究内容を発表する予定となっている。
日本メナード化粧品=http://www.menard.co.jp/
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