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2008年04月07日
富士経済、主要エステティック関連機器の市場調査、ジオ波マシンは国内でもブレイクし40億円市場へ
富士経済は、美容・健康などに関する生活者意識の高まりと、社会環境の変化に伴うライフスタイルの多様化・複雑化などから需要が高まるエステティック関連機器の市場を調査した。その結果、06年に立ち上がったラジオ波マシン市場は国内でもブレイクし2008年は40億円(前年比37.9%増)に達する見込みなどが明らかになった。なお詳細は、報告書「エステティック関連機器市場の現状と将来展望」にまとめた。
業務用機器の市場はフェイス用機器5品目、ボディ用機器10品目、ネイル・フット用機器4品目の合計3分類19品目、家庭用機器の市場はフェイス用機器3品目、ボディ用機器4品目、ネイル・フット用機器2品目の合計3分類9品目を対象としている。
業務用機器19品目の2007年は253億円に達し、2008年は282億円を見込む(前年比111.5%)。家庭用機器9品目の2007年は382億円に達し、2008年は400億円になる見通しだ(前年比104.7%)これらを合算した市場規模は、2007年が635億円、2008年が682億円(前年比107.4%)となる。
07年のエステティック関連機器市場は、業務用機器の市場が253億円、家庭用機器の市場が382億円となった。市場の伸び率は業務用機器の方が家庭用機器より高いが、市場の規模は品目別で唯一100億円台の家庭用体組成計(07年:205億円)を含む家庭用の機器が大きい。
業務用機器では、近年の酸素ブームによる酸素バー(酸素濃縮器)や酸素カプセル、世界的なブームとなっているラジオ波マシンが国内でもブレイクしたことで伸び、市場は06年に前年比24%増、07年に12%増となった。08年と09年も共に10%台の拡大が予測される。
家庭用機器では、市場の50%以上を占める家庭用体組成計が健康志向の高まりと、メタボリック症候群の予防や改善の対策需要の増加で好調に伸びており、家庭用機器市場を牽引している。
注目機器市場としては、ラジオ波マシン(業務用)は、2007年が29億円に達し2008年が40億円になると予測する(前年比137.9%)。
ラジオ波マシンは電磁波の一種であるラジオ波によって体内のイオン分子を振動させ、分子同士の摩擦により体内深部に発生する“深部温熱”を利用して筋肉の緊張を緩和させ血行を良くし、余剰脂肪の除去などを期待する装置だ。ボディ用やフェイス用、または両部位の施術ができる機種もあり、本体価格は200万円台から、ハイスペックの機種では1000万円を超えるものもある。大半は輸入品となっている。
ラジオ波マシンによる施術は世界的なブームとなっている。国内では06年に販売が開始され市場が立ち上がり、07年には29億円の規模となった。ラジオ波マシンによる痩身は、少ない施術回数で効果が上がり、持続性も高く、部分痩せも可能であることなどからエステティックサロンやフィットネスクラブなどをはじめ急激に需要が拡大している。今後は部分痩せが可能であることからメタボリック対策としてメンズエステ市場での需要が期待される。また、美容外科などで行われる「脂肪吸引」よりも施術を受ける者にとって施術費やそのほかにもメリットがあるため、施術希望者の増加に伴い装置需要は拡大すると予測される。
酸素バー(業務用)は、2007年が16億円に達し2008年が22億円を見込む(前年比137.5%)。
酸素バー(酸素濃縮器)は空気を吸気し高濃度の酸素を排気する装置。アロマオイル加湿器が一体化したタイプやキャスター付きで可動式タイプなど様々なタイプがある。本来酸素濃縮器は医療用に開発されたが、酸素が細胞の代謝を促進し不純物を排出する働きがあることなどから美容や健康、リラクゼーション施設で導入が進み、スポーツ業界でも多くのアスリートが利用していることもあり認知度が一気に高まった。
市場は酸素ブームを背景に、05年が2.5億円、06年が12億円、07年が16億円と急激に拡大している。トップシェアは最も小型且つ軽量の「エアロ」を市場展開するオーツーサプライズである。酸素ビジネスのパイオニアであるユニコムがそれに続く。最近ではホテルや旅館、スポーツクラブ、エステサロン、美容室、ネイルサロン、整体院/整骨院、カフェ/漫画喫茶などで需要が高まっていることから今後も順調な市場拡大が期待される。
EMSマシン(業務用)は、2007年が7.2億円 に達し2008年が9.5億円を見込む(前年比131.9%)。
EMS(Electrical Muscle Stimulation)マシンは体に電気的な刺激を与えることで筋肉を収縮させ、筋肉強化のトレーニング効果をあげる装置だ。家庭用のEMSマシンと違い、チャンネル数が多く(通常出力チャンネル数は4チャンネルが多い)、チャンネル数によっては複数の体の部位や範囲、複数の人が同時に施術することができる。10チャンネルを持つ機種や、周波数の異なる波形を不規則に自動出力する機種もある。本体価格も家庭用に比べ高価で、60万円台~400万円台となっている。ラジオ波マシンに比べ周波数が低いため安全性には優れているものの、即効性では劣るため他の装置と併用するユーザーが多い。
07年の市場は7.2億円となった。トップシェアは海外製品が多い中、国産製品「SASUKE」を市場展開するヴァリュゲイツとなった。
多くの装置はパッドをボディに貼り付ける際ジェルを使用するが、ジェル不要のパッドタイプの装置もあり、施術者の負担軽減やランニングコストの低減が図られている。また搭載機能は、EMS以外に温熱効果や超音波などによるマッサージ効果が得られるなど、多数備えた機種の開発が進められている。今後はメタボ対策としてメンズエステ市場での需要が期待され、ラジオ波マシンとの競合による影響も受けるが、市場は順調に拡大するとみられる。
酸素水サーバー(業務用)は、2007年が4.2億円に達し2008年が4.7億円を見込む(前年比111.9%)。
酸素水サーバーは水道水を直接取り込み、サーバー内でミネラル酸素水を作り出す装置だ。水道水や市販の水にも常温で5~7ppm程度の酸素が含まれているが、より高濃度の酸素水を作るための装置で、本体価格は30~40万円台となっている。酸素は、脂肪分解酵素リパーゼの働きを活性化させるため体脂肪の減少を促すことができる。また細胞の新陳代謝を高める効果があるためダイエットや美肌対策になるという。
07年の市場は前年比56%増の4.2億円となった。トップシェアは世界特許の酸素充填システムと超小型酸素発生装置を内蔵した「オキシー・サーブ」を供給するバイオネット。酸素が摂取できる酸素水がCVSで販売されているなど、酸素が体に良いというイメージから、エステティックサロンでは顧客サービスとして酸素水サーバーを導入しているところが増えている。その場で高濃度の酸素水ができ、経済的にも優れているため、今後も需要は拡大すると予測される。
家庭用体組成計(家庭用)は、2007年が205億円に達し2008年が220億円を見込んでいる(前年比107.3%)。
体組成計は体を構成する脂肪や筋肉、骨、水分などの組成分を測る装置で家庭用を対象としている。基礎代謝量や体内年齢、BMI値、女性のホルモンバランス周期、ダイエットに最適な時期を知らせる機能、さらには体重を50g単位で測定できる機能などを持つ製品もある。
07年の市場は205億円となった。オムロンヘルスケアとタニタの2大メーカーが市場の大部分を占めている。健康志向の高まりは強く、厚労省の進めるメタボリック症候群に対する予防・改善政策も追い風となり、今まで使っていた体脂肪計からの買い替えや、新規購入により今後も市場は拡大すると予測される。
[小売価格]
A4判189頁:10万5000円(税込)
富士経済=http://www.group.fuji-keizai.co.jp/
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