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2007年06月21日
富士経済の化粧品市場調査結果、07年メイクアップ市場が4938億円・ボディケア市場が1118億円を見込む
総合マーケティングビジネスの富士経済は、ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウなどメイクアップ10品目、リップクリーム、サンタン・サンスクリーン、ボディシャンプーなどボディケア7品目の化粧品市場の調査を実施した。その結果、2007年メイクアップ市場は4938億円(前年比0.5%減)を見込み、ボディケア市場が1118億円(前年比0.6%増)を見込んでいることがわかった。なお、詳細は調査報告書「化粧品マーケティング要覧2007 No.3」にまとめている。
アイシャドウは、10~20代女性を中心に目元を強調したメイクが定着していることから需要が年々増加。2006年は「インテグレート」(資生堂フィティット)、「リンメル」(コーセー)、「ラヴーシュカ」(カネボウコスメット)など若年女性をターゲットとしたセルフブランドが新規投入され、アイシャドウ市場は前年に続いて拡大したと分析する。2006年は、若年層を中心に使用シーンに応じた色の使い分けによって、単色タイプから多色タイプへと需要シフトが進み、単価アップが図られたとの見解を示す。目元を強調したメイクは30~40代女性への広がりが見られ、2007年も市場は拡大すると予測される。
マスカラはビューティマスカラとトリートメントマスカラに分類される。ビューティマスカラは、まつ毛のボリューム・長さを強調したカラータイプで、ボリュームアップ、ロングラッシュ、ウォータープルーフ、カラーマスカラなどがあり、その中でもロングラッシュやカール機能を訴求したものが中心となっている。目元をとくに強調したい若年層のニーズに対応し、ボリューム効果を訴求した商品が増加しているとのこと。一方、無色透明のクリアタイプで、まつ毛のトリートメント効果、ツヤ出しなどの機能をもつトリートメントマスカラは、「アイラッシュトニック」(DHC)がインターネット上の口コミサイト「アットコスメ」で話題となり、2006年の市場は拡大に転じたと分析する。
30~40代女性においても目元を強調したメイクが定着し、また若年層では生活シーンに応じたマスカラの複数使用が定着しつつあることから、マスカラ市場は全体でも拡大しているとの見解を示す。大型マスブランド「マキアージュ」(資生堂)の定着に加え、「エスプリーク プレシャス」(コーセー)など国内系有力メーカーから新ブランドの投入も相次ぎ、2006年は前年比7.8%増の291億円となった。一方で、マスブランドやカウンセリングブランドからセルフセレクションブランドへのシフトが進み、マスカラ市場では単価の低下が徐々に進行しているという。
ボディクリーム・ローション市場は、保湿機能を訴求する商品を中心に構成されているとのこと。敏感肌訴求を中心とするスキンケアブランド、フレグランスブランド、サンタン・サンスクリーンブランドなどがラインアップされている。パーソナルユースに限定される市場特性から、資生堂をはじめとした上位メーカーのボディクリーム・ローションへの注力度が低下したことで市場縮小が続いたが、2005年以降コエンザイムQ10配合商品の台頭により市場は拡大に転じたと分析。2006年は、コエンザイムQ10配合商品の動きは落ち着いてきたものの、「ロクシタン」(ロクシタンジャポン)や「ザ・ボディショップ」(イオンフォレスト)などのライフスタイル提案型ブランドや敏感肌向けブランド「アベンヌ薬用ハンドクリーム」(ピエール・ファーブル・ジャポン)が好調に推移し、全体市場は引き続き拡大したと示唆する。
ライフスタイル提案型ブランドでは、今後も積極的に新商品を投入し、顧客増加によるボディケア市場の拡大を図っていくものと見込まれる。百貨店系プレステージブランドでは、香りを訴求した商品をメインとしつつ、「ビオテルム」(日本ロレアル)のように高い保湿力を訴求した高付加価値商品の投入が増えるとみられる。
リップクリームは、乾燥から唇を守ることを訴求したモイスチャーリップと、メイクアップ的な側面の強いリップグロスなどのカラーリップに大別される。モイスチャーリップは通年使用が進んでいるが、最需要期の冬場の天気に左右されやすい商品で、2005年は厳冬によって市場は拡大したが、2006年は年末の暖冬のため縮小。一方で、1000円以上の価格帯の高機能モイスチャーリップの投入が相次いでいるという。こうした高機能商品は、構成比としてはわずかであるものの天候に左右されず堅調に推移し、単価拡大に寄与しているという。カラーリップは、メイクアップの構成アイテムとしてリップグロスが定着し、定期的に新色や新アイテムを投入するなど商品活性が図られているが、メイクアップのトレンドとしてアイメイクへの関心が高まる反面、唇へのメイクの注力度が低下しており、短期的には市場拡大は難しくなっているとの見解を示す。
メイクアップ市場は、2006年が4964億円(前年比0.2%減)に達し、2007年は4938億円(前年比0.5%減)と予測する。
メイクアップは、複数アイテムを使用し均一でムラのない作りこんだベースメイクに、目元を強調するメイクがトレンドとなっている。2005年の市場は、資生堂がトータルメイクアップブランドとして新ブランド「マキアージュ」を投入し、TVCMの集中投下など積極的な販促展開によって需要喚起に成功したことから、前年比3%の伸長となった。2006年は、大型マスブランド「マキアージュ」(資生堂)が通年実績となったことに加え「エスプリーク・プレシャス」(コーセー)や「インテグレート」(資生堂フィティット)など大型新ブランド投入が相次いだ。しかし、メイクアップ市場で40%以上の構成比を占めるファンデーション市場が買い替え頻度の低下によって実績縮小となったことや、リップカラーの需要低迷による市場縮小の影響により、メイクアップトータル市場は2005年をわずかに下回る結果となったと説明する。
2007年についても、アイ関連への注力シフトが進む一方でリップメイクはナチュラル嗜好がより進んでいることから、リップカラー需要は引き続き停滞する見通しとのこと。しかし、フェミニンなファッションが主流となっていることを受け、チークカラーは需要回復の傾向がみられると分析する。
ボディケア市場は、2006年が1111億円(前年比0.8%減)に達し、2007年が1118億円(前年比0.6%増)を見込む。
2006年は、ボディシャンプーが前年を下回り、季節商材であるリップクリームとサンタン・サンスクリーンが低迷したことから、ボディケア市場は縮小に転じたと分析。しかし、嗜好性の高いボディマッサージケアクリーム、ボディローション、バスプロダクツについてはライフスタイル提案型ブランドが着実に需要を獲得し、実績拡大が続いていると指摘する。
40%以上の構成比を占めるボディシャンプー市場は、2006年に大型新商品の投入がなかったことから市場縮小に転じたとのこと。
サンタン・サンスクリーン市場は、紫外線ケアへの意識向上によって年間を通じた使用が定着しつつあり、中長期的には需要拡大が見込めるものの、2006年は需要期である春季から夏季までの日照時間が例年に比べ少なかった影響を受け、市場は縮小となったという。
リップクリーム市場は、2006年の需要期(11~12月)に暖冬の影響を受けモイスチャーリップが低迷、またこれまで伸長を続けてきたカラーリップが横ばいにとどまったことから市場は縮小したとのこと。しかし、2006年以降投入が進む1000円前後で展開される化粧品系メーカーのモイスチャーリップ投入による単価アップや市場拡大が期待される。ボディクリーム・ローションは、アロマやフレグランスといった香りを訴求した嗜好性の高い商品が主力だが、敏感肌対応ブランドを中心にスキンケアの延長線上として位置付けられる保湿アイテムのニーズが徐々に高まっており、注目されるとの見解を示す。
[小売価格]10万5000円(税込)
富士経済=http://www.group.fuji-keizai.co.jp/
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トラックバック時刻: 2007年06月24日 05:19
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