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2007年07月06日

ツムラライフサイエンス、浴用剤使用の入浴がおよぼす「覚醒レベル」への影響を客観的に実証

 ツムラ ライフサイエンスは、エス アンド エー アソシエーツ、ロフテー睡眠文研究所、ひとセンシング、国立精神・神経センター 精神保健研究所と共同で、「浴用剤使用の入浴が覚醒レベルに及ぼす影響」について客観的に検証した。

 近年さまざまな原因で人々の睡眠が悪化しており、睡眠改善の方策が数多く検討されている。睡眠悪化の原因の一つとして、睡眠前における覚醒の質的低下が指摘されているという。つまり、生活リズムのメリハリが低下しているとのこと。例えば夜の睡眠では、夕食後のうたた寝などが就寝直前の覚醒状態を悪化させ、快適な睡眠を妨げているという。また、10歳代から60歳代の男女1196名を対象に、入浴と就床に関する調査を行うと、就寝直前に入浴する人はわずかであり、77%の人は2時間以上経過した後就床するという結果となった(有効回答1125名)。

 ツムラ ライフサイエンスでは、就寝前の一定時間に「質の高い覚醒状態」を保つことが、快適な夜の睡眠を促すことから、多くの人が習慣にしている就寝2~5時間前の「入浴」に注目。そして、覚醒水準を良好に保つ入浴法の開発として、芳香の揮散性が極度に早い浴用剤に着目し、さら湯での入浴と浴用剤を使用した入浴とで条件を設定して、浴用剤が入浴後の覚醒レベルにおよぼす影響を、生理学的、心理学的、行動学的側面から総合的に比較検討したという。

 まず、対象者は、8名の健常な男子大学生・大学院生(22.0±1.7歳)とし、3日間の生活調整期間の後、3日間連続で実験室に来室し入浴。5分間、湯温40℃で湯船につかってもらった。条件としては、(1)さら湯で入浴、(2)柑橘系ゆず調の浴用剤を使用し入浴(ツムラライフサイエンス製 開発番号 NBC-KP-ゆず)、(3)グリーン系森林調の浴用剤を使用し入浴(ツムラライフサイエンス製 開発番号 NBC-KP-新緑)--とし、入浴条件の順序はランダムとした。

 その結果、入浴後の交感神経系活動(LF/HF成分)は、さら湯条件に比べ、ゆず条件で有意に上昇し、森林条件ではやや上昇傾向となったという。入浴後の課題成績はゆず、森林ともに、さら湯に比べて有意に向上していたとのこと。

 客観的覚醒レベルの評価から、浴用剤使用の入浴が入浴後の覚醒レベルを上昇させ、活動に適した状態を維持させることが示されたという。

 入浴後の眠気は、さら湯条件に比べ、ゆず、森林条件では有意に低下したとのこと。入浴後の集中力は、さら湯条件に比べ、ゆず、森林条件では有意に上昇したという。主観的覚醒レベルの評価からも、浴用剤使用の入浴が入浴後の眠気を抑え、活動に適した状態を維持させることが示されたとしている。

 同研究の結果、芳香の揮散性が極度に早い浴用剤を使用した入浴は、入浴後の良好な覚醒状態を確保することに有用であることが示された。この「すっきり」効果は、就床前の生活リズムのメリハリの低下を防止する可能性が考えられ、現代人の良好な睡眠に有用である可能性が示唆されるという。同研究は、睡眠改善を目的とした就床前の快適生活リズムづくりの提案の一環であり、ツムラライフサイエンスではメリハリ浴の推奨を行っていく考え。

「浴用剤使用の入浴が覚醒レベルに及ぼす影響」の検証方法、結果、考察[PDF]

ツムラ ライフサイエンス=http://www.tsumura-ls.co.jp/

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