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2008年09月25日
タカラバイオ、アトピー性皮膚炎が寒天オリゴ糖の経口摂取によって抑制されることを発見
タカラバイオ バイオ研究所は、寒天を酸分解することによって生成されるアガロオリゴ糖(寒天オリゴ糖)に、アトピー性皮膚炎を抑える働きがあることを、皮膚炎モデル動物を用いた実験で明らかにした。
寒天オリゴ糖は、寒天の主成分であるアガロースを酸分解することによって得られる2糖~8糖のオリゴ糖で、ガラクトースと3,6-アンハイドロガラクトースが交互に繋がった糖鎖構造をもっている。同社バイオ研究所では、培養細胞を用いた実験で寒天オリゴ糖が酸化作用の強い一酸化窒素(NO)の産生を抑制する抗酸化作用や解毒酵素の活性増強作用があり、寒天オリゴ糖を経口投与した動物実験で、関節炎抑制作用や発がん抑制作用などを有することを既に明らかにしている。
今回は、寒天オリゴ糖の水溶液を、アトピー性皮膚炎モデル動物に4週間自由摂取させ、定期的な皮膚炎症状の観察や皮膚からの水分蒸散量の測定、血中IgE抗体濃度の測定を行ったとのこと。また摂取終了後、皮膚組織における炎症関連遺伝子の発現解析を行ったという。その結果、皮膚炎の発症と進行に伴う皮膚炎スコアの増加や皮膚角質層の破壊による皮膚からの水分蒸散量の増加が寒天オリゴ糖の経口摂取により抑制されたとのこと。また、摂取4週目で、アレルギーの指標である血中IgE抗体濃度が寒天オリゴ糖によって約55%抑えられたという。さらに、摂取終了後の皮膚における炎症関連遺伝子の発現をリアルタイムPCRで解析した結果、炎症に強く関与するシクロオキシゲナーゼ-2遺伝子(COX2)の発現上昇が約60%抑えられたとのこと。これらの結果は、寒天オリゴ糖の摂取がアトピー性皮膚炎を抑える働きがあることを示していると説明する。
同社では、引き続き寒天オリゴ糖の生理活性に関する研究を進めていくとともに、機能性食品素材として提供していきたい考え。
なお、同成果を、京都市で開催される第58回日本体質医学会総会で9月28日に発表する。
タカラバイオ=http://www.takara-bio.co.jp/
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