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2009年05月26日
タカラバイオ、寒天オリゴ糖の膝関節痛の改善作用をヒト試験で確認
タカラバイオは、寒天を酸分解することによって生成されるアガロオリゴ糖(寒天オリゴ糖)に膝の関節痛を改善する働きがあることをヒト試験で明らかにした。
寒天オリゴ糖は、寒天の主成分であるアガロースを酸分解することによって得られる2糖~8糖のオリゴ糖で、ガラクトースと3,6-アンハイドロガラクトースが交互に繋がった構造を有している。同社バイオ研究所では、培養細胞を用いた実験において、寒天オリゴ糖が、組織の炎症に関わる一酸化窒素やプロスタグランジンE2、炎症性サイトカインの産生を抑制し、寒天オリゴ糖を経口投与した動物実験で関節炎やアトピー性皮膚炎などを抑制することを既に明らかにしているという。
今回、寒天オリゴ糖の、ヒトの膝関節痛に対する効果を評価する目的で、膝関節の痛みを自覚する35歳以上70歳以下の成人42名(男性17名、女性25名)を対象としたプラセボ対照二重盲検試験を行った。被験者を、寒天オリゴ糖摂取群(1日あたり200mgあるいは500mg)、グルコサミン(1日あたり1500mg)摂取群、プラセボ食摂取群の4群に無作為に割り付け、各試験食をカプセル剤の形態で毎日1回、8週間摂取してもらった。摂取前と摂取4週後、摂取8週後にアンケート調査によって膝関節痛や被験者のQOL(Quality of life;生活の質)の評価を行った。その結果、1日あたり200mgあるいは500mgの寒天オリゴ糖の8週間の摂取によって膝の痛みの程度に有意な改善が認められたという。一方、プラセボ食摂取群やグルコサミン摂取群ではその効果が認められなかった。また、寒天オリゴ糖の摂取によって、階段の昇降、立ち上がりやしゃがみこみ、着替えや家事など日常生活の困難度合いの改善が認められたという。
同社では、引き続き寒天オリゴ糖の生理活性に関する研究を進めていくとともに、その他の機能性食品素材についても開発を続けていくとしている。なお、この成果を5月28日に東京で開催される第9回日本抗加齢医学会総会で発表する。
タカラバイオ=http://www.takara-bio.co.jp/
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