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2010年12月02日
サントリー健康科学研究所、グルコサミンとコンドロイチンとケルセチンの組み合わせが膝関節痛の緩和を確認
サントリー健康科学研究所は、順天堂大学医学部 生化学・生体防御学講座 長岡功教授ら監修のもと、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸(サメ軟骨抽出粉末)、ケルセチン配糖体(マメ科の植物「エンジュ」から抽出したルチンを原料に酵素反応を行い精製したポリフェノールの一種。特にタマネギ、柑橘類、そばに多く含まれます。抗炎症作用のほか、強い抗酸化活性も持つ)の組み合わせが、ヒトの膝関節の痛みを緩和することを明らかにした。
近年、日本を含めた先進国では高齢化に伴い、加齢による変形性関節症の患者が増加している。その中でも変形性膝関節症は、膝への荷重が他の関節と比較して大きいため発症頻度が高く、症状の悪化に伴う痛みの増加や歩行障害などを引き起こすことがあるという。今回、膝関節に痛みがあるヒトがグルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸(サメ軟骨抽出粉末)、ケルセチン配糖体を含む食品を摂取することでその症状が改善されるかどうか、プラセボ対照二重盲検比較試験で検証した。
膝関節に痛みがある成人男女40名を、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、ケルセチン配糖体含有食品(以下、被験食品(1日あたり6粒を摂取。被験食品6粒中には、グルコサミン塩酸塩1,200mg、サメ軟骨抽出粉末300mg(コンドロイチン硫酸60mg含有)、ケルセチン配糖体45mgを含有している))摂取群20名とプラセボ食品(グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、ケルセチン配糖体を含まない同一形状の粒)摂取群20名の2群に分けた。それぞれについて、摂取開始前、摂取開始4週間、8週間、12週間、16週間後の膝関節の痛みを評価した。痛みの緩和に関する効果の判定には、日本整形外科学会膝OA治療成績判定基準(JOAスコア)(変形性関節症の障害程度を医師が客観的に評価し、治療成績を判定するのに用いられています。今回の試験では、左右各膝の「疼痛・歩行能」、「疼痛・階段昇降能」、「屈曲角度および強直・高度拘縮」、「腫脹」の4項目の合計スコアによって評価した。スコアが高いほど、痛みが改善している状態であると評価される)、VAS(Visual Analogue Scale)法(被験者の主観的現象を定量化するために用いられる手法。長さ100mmの直線の一端を「痛みなし」、もう一方の端を「これまで経験した最も激しい痛み」と設定、被験者自身が感じる痛みの程度を直線上にマークし、「痛みなし」の点を起点としてマークした箇所までの長さを測定して数値化した。数値が低いほど、被験者の感じる痛みが緩和していると評価される)を用いた。
今回の実験から、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸(サメ軟骨抽出粉末)、ケルセチン配糖体の組み合わせが、ヒトの膝関節の痛みを緩和することが明らかになった。これによって、変形性膝関節症の悪化に伴う、痛みの増加、歩行障害などを改善することが期待される。なお、同結果については、第38回日本関節病学会(11月18-19日、京都府)で発表した。
サントリー=http://www.suntory.co.jp/
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