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2009年06月16日
ロート製薬、機能性食品に応用可能な新素材「中分子キトサン」を開発
ロート製薬は、機能性素材の探索を重点研究テーマに掲げる研究拠点「ロートリサーチビレッジ京都」で、血中尿酸値の上昇原因の一つであるプリン体を吸着する新素材「中分子キトサン」を開発した。研究の結果、「中分子キトサン」は動物モデルで、プリン体の過剰摂取に起因する尿酸値の上昇を抑制する作用があることを確認した。「中分子キトサン」は、従来の高分子キトサンに比べ溶解性に優れることから、飲料形態での利用も可能であり、機能性食品素材としての応用範囲が広がるものと期待される。
同社は差別性と競争力を備えた新製品の開発を可能とするため、研究拠点「ロートリサーチビレッジ京都」で、機能性素材の探索や製剤技術の研究を積極的に推進してきたという。機能性食品というフィールドにも挑戦する中で、生活習慣に起因する身体の変化をケアする成分を研究した結果、動物モデルで、優れた尿酸値の上昇抑制作用を示すキトサンを開発するに至ったと説明する。
「中分子キトサン」は同社で開発したキトサン(蟹や海老の甲羅、キノコなどに多く含まれる食物繊維の一種)素材。高分子キトサンと同等の生理機能を残したまま、高い溶解性を付与することに成功しました。分子量(重量平均分子量)は4万~7万の範囲にあり、高分子キトサンや低分子キトサンとは異なる新しい仕様のキトサンとなっている。
[用語解説]
キトサン:蟹や海老の甲羅、キノコなどに多く含まれる食物繊維の一種。コレステロール低下作用や整腸作用などの作用が報告されていると共に、神経再生や皮膚再生など再生医療素材としても利用が進んでいる。
プリン体:生物の細胞にある核酸を構成する成分の一つであり、プリン構造を有する成分の総称。取りすぎは高尿酸血症の原因となるともいわれている。
尿酸:尿酸はエネルギー代謝の過程で生成される代謝産物であり、プリン体の最終代謝産物。人間などの霊長類は尿酸を分解する酵素を持っていないため、体内では尿酸の蓄積と排泄が常に一定のバランスで行われている。このバランスが崩れ、尿酸の蓄積が過剰になると、高尿酸血症などの疾病へと繋がるため注意が必要だ。
ロート製薬=http://www.rohto.co.jp/
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