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2008年06月13日
ツムラライフサイエンス、「べにふうき茶エキス」のアトピー性皮膚炎のかゆみ改善について検証
ツムラ ライフサイエンスは、ツムラ、農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所と共同で、「べにふうき茶エキス」によるマウスのアトピー性皮膚炎モデルに対する「かゆみの抑制」について検証を行った。
アトピー性皮膚炎患者は年々増加し社会問題化している。アトピー性皮膚炎患者の病状には「かゆみ」があり、肌を掻くと症状は悪化し、さらに「かゆみ」が増してしまうという悪循環を起こす。従ってアトピー性皮膚炎を治療するには「かゆみ」を抑えることが重要なポイントとなる。近年、メチル化カテキンという成分を多く含むべにふうき茶の抗アレルギー作用が明らかにされ、外用での効果について検証を行った。
ツムラ ライフサイエンスは、「べにふうき茶エキス」を皮膚に塗ることで、アレルギー症状が改善されるか確認するため、各種皮膚炎モデルを用いて検討した。
方法は、(1)即時型アレルギーモデル=抗TNP(トリニトロフェノール) IgE抗体による受身皮膚アナフィラキシー(passive cutaneous anaphylaxis; PCA)反応に対する抑制効果の検証、(2)鼻炎モデル=OVA(卵白アルブミン)抗原惹起による鼻炎モデルに対するくしゃみの抑制効果の検証、(3)アトピー性皮膚炎モデル=DNFB(2,4-dinitro-1-fluorobenzen)反復塗布誘発による掻痒モデルに対する引っ掻き行動の抑制効果--を実施した。
その結果、PCA反応については1%以上のべにふうき茶エキスを塗布した場合、PCA反応を有意に抑制することが認められた。0.1%及び0.3%べにふうき茶エキスを点鼻した場合、くしゃみ回数を有意に減少することが認められた。10%べにふうき茶エキスを塗布した場合、皮膚の掻く回数を有意に抑制し、肥満細胞および好酸球が有意に減少することが認められた。
べにふうき茶エキスの経皮投与によってPCA反応の抑制、くしゃみ回数の抑制およびかゆみのために皮膚を掻く回数の抑制、肥満細胞および好酸球の有意な減少が認められた。
以上の結果から、べにふうき茶エキスは各種皮膚炎モデルおよび鼻炎モデルに対して抗アレルギー作用を示すことが明らかになった。特に、DNFB誘発掻痒モデルに対して明らかな効果が認められたことから、べにふうき茶エキスはアトピー性皮膚炎で生じるかゆみに対して有効である可能性が示された。
なお、同研究内容は日本薬学会第128年会(3月26、27、28日、パシフィコ横浜)で発表した。この発表は、一般演題の中から約5%の割合で選抜される「講演ハイライト」に選ばれ、会場で注目を集めたという。また、この結果は6月14、15日の両日に国立京都国際会館で開催される第7回産学官連携推進会議における展示ブースで配布するる予定。
ツムラ ライフサイエンス=http://www.tsumura-ls.co.jp/
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