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2008年02月08日
ユニチカ、β-クリプトキサンチンによる体脂肪低減効果をヒト試験で確認
ユニチカ中央研究所は、温州(うんしゅう)みかん搾汁残さから抽出したβ-クリプトキサンチン乳化タイプを開発し、ヒトによる試験を実施したところ体脂肪低減に有効な結果が得られたことを確認した。
新開発のβ-クリプトキサンチン乳化タイプを使用して製造したドリンクは、従来の温州みかんジュースに比べて透明性が高いことに加え、東京大学大学院農学生命科学科 清水誠教授との共同研究によって、生体吸収性に優れていることが確認された。また、温州みかんジュースからβ-クリプトキサンチンを摂取する場合と比較すると、乳化タイプでは生体吸収効率が5倍以上も優れており、温州みかんジュースに比べ少ない摂取量でβ-クリプトキサンチンのさまざまな機能性を得られることが判明した。
さらに、昨年来このβ-クリプトキサンチン乳化タイプをドリンク剤に加工し、磯子中央・脳神経外科病院土田隆副院長との共同研究を実施してきた。その結果、メタボリックシンドロームが疑われる軽度から中程度の肥満男性を被験者として、ドリンク剤を毎日飲用してもらったところ、12週間後に、内臓脂肪および皮下脂肪の低減、体重、ウエストの減少、中性脂肪、血糖値の低下など明らかなメタボリックシンドロームの改善効果が観察されたという。
β-クリプトキサンチンは、体脂肪の低減作用を有するとともに、中性脂肪・血糖値の低下作用もあわせもつ素材であり、メタボリックシンドロームに対応する特定保健用食品素材として期待される。
新開発のβ-クリプトキサンチン乳化タイプは、温州みかん搾汁残さから抽出したβ-クリプトキサンチンを乳化剤を用いて水に溶解しやすいように調製した製品で、100g中にβ-クリプトキサンチン(フリー体換算)を50mg以上含有する。混合するだけで水に溶解できるので、あらゆる飲料・ドリンク剤に簡単に配合でき、さらに生体吸収性にも優れていることが特徴とのこと。
β-クリプトキサンチン濃度として、0.25mg/100mlとなるようにドリンク剤を調製したところ、同濃度の市販温州みかんジュースと比べて、透明性に優れた飲料を調製することが可能だった。乳化剤を使用して平均粒子径を約0.15μmと小さくすることで、透明性を高めることができたという。
さらに、生体吸収性にも優れているとのこと。小腸上皮モデルとしてCaco-2細胞を用いた試験では、市販温州みかんジュースとβ-クリプトキサンチン乳化タイプをβ-クリプトキサンチン含有量が同じになるよう調整して小腸上皮モデルに添加したところ、β-クリプトキサンチン乳化タイプの方が細胞への取り込み率が、5倍以上高くなることが分かっており、少量の摂取でβ-クリプトキサンチンのもつさまざまな機能性を得ることが可能になると説明する。
ユニチカ=http://www.unitika.co.jp/
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