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2008年12月02日
ノエビア、慶應義塾大学と共同でチベット産冬虫夏草に認知・記憶機能低下リスク軽減の可能性を発見
ノエビアは、慶應義塾大学医学部との共同研究によって、アルツハイマー病を代表とする神経変性疾患治療薬の研究開発に取り組んでいる。今回、共同研究の成果として、古来から中国で珍重されている伝統的な生薬の一つである冬虫夏草(学名: Cordyceps sinensis)に認知・記憶機能低下リスクを軽減する可能性のあることが示唆された。同社では今後、サプリメント等の製品化を予定している。
同社は、神経変性疾患に関して世界最先端の研究をしている慶應義塾大学医学部と2002年から共同研究を開始し、アルツハイマー病を中心とする神経変性疾患治療薬の研究開発をサポートしてきた。今回共同研究で得られた成果を応用して、神経伝達物質の一つであるアセチルコリンに注目し、植物など自然界から得られた数々の素材から認知・記憶機能に関する評価を行った。
アセチルコリンが、脳内に存在するアセチルコリン受容体を介して、記憶・学習に重要な役割を果たしていることが知られている。つまりアセチルコリン受容体機能を維持することによって、認知・記憶機能の低下を防ぐことが考えられた。そこで2種類の評価を行うことにしたという。
まずERKという情報伝達に携わるタンパク質を指標として、植物やキノコ類のアセチルコリン受容体機能に対する作用を評価することにした。その結果、チベット産冬虫夏草抽出物によってERK活性作用が認められた。次に、チベット産冬虫夏草抽出物をマウスに経口投与し、認知・記憶機能の評価に繁用されるY迷路試験を行った。その結果、アセチルコリン受容体機能が維持され、認知・記憶機能の低下は認められなかった。以上のことから、チベット産冬虫夏草抽出物には認知・記憶機能が低下するリスクを軽減する成分が含まれている可能性が考えられる。
この研究成果を12月9~12日に神戸ポートアイランド(神戸市)で行われる「第31回日本分子生物学会年会第81回日本生化学会大会合同大会(BMB2008)」で発表する予定だ。
ノエビア=http://www.noevir.co.jp/
慶應義塾大学=http://www.keio.ac.jp/
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