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2008年09月19日
ノエビア、チベット産の冬虫夏草の抽出物に老化予防の効果を発見
ノエビアは、古来から中国で珍重されている伝統的な滋養強壮の生薬の一つである冬虫夏草(学名:Cordyceps sinensis)を用いて老化予防に関する研究を進めてきた。その結果、細胞賦活、抗酸化、脂質合成の抑制、糖代謝の促進といった幅広い効果を確認すると共に、老化研究に多く使用されているC.elegansの平均寿命や生存率を向上させる効果を見い出した。
冬虫夏草(学名:Cordyceps sinensis)とは、全長が1mm程度の土壌生物で、神経系、消化器系、生殖器、筋肉などの組織を持つ。ヒトの遺伝子と74%の相同性を持ち、老化研究に多く使用される(C.elegansと表す)。
老化の原因には、(1)細胞機能の低下(2)フリーラジカルによる体内酸化(3)ホルモンレベルの低下(4)自然免疫の低下--等多くの原因が報告されている。しかし、抗老化作用があるといわれる冬虫夏草には伝承的な事例が多いわりに、科学的な根拠がほとんど見受けられない。そこで同社は、チベット産冬虫夏草の熱水エキスを用いて、抗老化に関する科学的な根拠を得るべく試みた。
採取した冬虫夏草を乾燥、粉砕し、熱水抽出したエキスを用い、体内の細胞に対する作用を評価したところ、細胞賦活作用、抗酸化作用、脂質合成の抑制、アディポネクチン(脂肪細胞から産生されるたんぱく質の一種で、肝臓や筋肉に働きかけ、脂肪燃焼を促進、また、インスリンの効果を高め、生活習慣病の発症を抑える働きをもつことが知られている)の産生、Sirt1(「代謝関連」や「細胞の生存」に関与し、世間的に長寿遺伝子とよばれる遺伝子)の発現活性、C.elegansの平均寿命や生存率の向上が確認された。
これらから、冬虫夏草熱水抽出エキスには、老化予防効果があることが示唆された。今後はどの様な細胞に特に効果があるのかを研究し、さらに解析を進めていく予定とのこと。
なお、同研究成果を9月17日に九州大学で行われる「第12回 日本きのこ学会」で発表する。また、この成果を今冬発売の商品に応用する予定となっている。
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