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2008年03月05日
高齢者/病者用食品に関する市場調査、2009年には1000億円を超す市場に
調査・コンサルティング会社のシード・プランニングは、病院や老人福祉施設で主に取り扱われている「高齢者/病者用食品」について市場調査を実施した。その結果、高齢者/病者用食品の市場は毎年10%以上の成長を続けており2009年には100億円を超す見通し。濃厚流動食品が市場の過半を占め、次いで咀嚼・嚥下補助食品が多い、などの点が明らかになった。なお、詳細は調査研究レポート「2008年版高齢者/病者用食品市場総合分析調査」(2008年2月末発刊)にまとめた。
シード・プランニングでは、特定保健用食品や機能性食品など食品関連の調査を行っているが、今回、高齢者/病者用食品扱い事業者31社に対して取扱商品の売り上げ動向と注力分野、販路などについてヒアリング・アンケート調査を行い、濃厚流動食品や咀嚼嚥下補助食品など治療食・介護食市場の現状と将来展望を探った。
今回の調査では、(1)濃厚流動食品、(2)咀嚼嚥下補助食品、(3)腎臓病対応食品、(4)糖尿病対応食品、(5)褥瘡・PEM対応食品、(6)鉄・カルシウム・ファイバー補強食品、(7)大腸検査食品--の7分野について、分野ごとの市場規模、企業別販売高、商品別販売高を推計した。上記分野を合計した市場規模は、毎年10%以上の成長を続けており、2007年度は870億円と推計。2009年には1000億円を超す見込みとのこと。分野では、濃厚流動食品(栄養・水分補給飲料含む)が過半で、次いでゼリー類やとろみ剤などの咀嚼嚥下補助食品の市場が多いことが明らかになった。
2005年10月の介護保険改定によって高齢者施設での「栄養管理体制加算」「栄養マネジメント加算」「経口移行加算」が新設、さらに2006年4月からの診療報酬改定によって「栄養管理実施加算」も新設され、個人の病態や身体状況に応じた「栄養療法」を目的とする栄養ケアマネジメントの概念が関連食品の開発、販売に大きな影響を与えるようになり、市場には追い風となっている。また、特別用途食品制度においては、現在審議が進められている改定によって、従来まで病院・施設にほぼ限定されていた高齢者/病者用食品の販路が、在宅向けにも広がる可能性があり、市場の拡大が期待されている。このような背景を踏まえた2012年までの今後の市場予測では、ゼリー類やとろみ剤と濃厚流動食品(栄養・水分補給飲料含む)が2倍以上の成長をすると予測している。
シード・プランニング=http://www.seedplanning.co.jp/
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