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2008年05月27日
サッポロビール、岡山大学との宇宙におけるビール用大麦の共同研究を契約を締結
サッポロビールは、宇宙におけるビール用大麦の可能性を探るため、岡山大学資源生物科学研究所(以下、岡山大』)の杉本学准教授(専攻:細胞分子生化学)と「極限環境ストレスの大麦への影響調査」の共同研究に関する契約を、昨年に続き今年も5月19日に締結したことを発表した。
「極限環境ストレスの大麦への影響調査」は、ロシア科学アカデミー生物医学研究所(以下、IBMP)が国際宇宙ステーションを利用して取り組んでいる「宇宙環境における植物の適応能力とライフサイクルに関する研究」に参画している岡山大学が行う研究の一環であり、宇宙空間等のストレス環境が大麦に与える影響を解明することを目的としたもの。同社は、自社開発品種「はるな二条」を宇宙での試料種子として提供する等、同研究に2006年から協力している。
2006年に行なわれた宇宙実験では、国際宇宙ステーションのロシア実験棟内で5ヵ月間保管した大麦種子の持ち帰りと船内での発芽及び28日間にわたる生育(いずれも世界初)に成功し、世界的な注目を浴びたとのこと。現在岡山大学では、地上に持ち帰った大麦種子と大麦植物体を対象に、宇宙環境が生育や遺伝子、タンパク質に及ぼす影響を調査しているという。また同社群馬工場内にあるバイオ研究開発部の試験圃場では、宇宙空間から帰還した大麦種子の子孫が栽培されているという。
研究成果については、岡山大学と共同で、子どもから大人まで参加できる講習会、宇宙で保管された大麦の子孫を原料とした世界初の「宇宙ビール」の醸造や「宇宙麦茶」の製造(今年11月完成予定)など、様々な機会を通して伝えていく予定だ。
今後は、IBMPと岡山大学が進める宇宙船外等のより過酷な環境が大麦種子に及ぼす影響や宇宙での栽培の実現に向けた研究、さらには、月や火星での宇宙基地で人類が生活することを想定した長期輸送、長期保管面からの実験も検討されており、創業以来130年以上原料にこだわり続けてきた同社は、引続き積極的に共同研究に取組んでいく考え。
サッポロビール=http://www.sapporobeer.jp/
岡山大学 資源生物科学研究所=http://www.rib.okayama-u.ac.jp/index-j.html
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