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2008年12月15日
伊藤園、緑茶による抗アレルギー効果のメカニズムを解明
伊藤園の中央研究所は、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の福井裕行教授との共同研究で、緑茶による抗アレルギー効果は、EGCg(エピガロカテキンガレート)がアレルギー疾患関連遺伝子の発現を抑制することによるものであることを発見した。EGCgとは、緑茶の主成分であるカテキンの中でも、特に抗酸化力の強い成分となっている。
近年、アレルギー性鼻炎、花粉症、気管支喘息などに代表されるアレルギー患者が急増している。これらI型アレルギー反応は、外界からのさまざまな刺激によって肥満細胞から分泌されるヒスタミンがヒスタミン受容体(H1R)と結合することで引き起こされるという。これまでも、緑茶抽出液およびEGCgが、肥満細胞からのヒスタミン分泌を抑制することでアレルギー抑制効果を示すことは知られていた。今回の試験では、アレルギー疾患関連物質であるヒスタミン受容体(H1R)およびアレルギー情報伝達物質の遺伝子発現に対するEGCgの効果について検討した。
試験の結果、緑茶抽出液およびEGCgは、ヒスタミン受容体(H1R)の遺伝子発現およびアレルギー情報伝達物質のひとつであるIL-4の遺伝子発現を抑制することが明らかとなった。これによって、緑茶に含まれるEGCgがアレルギー疾患関連遺伝子の発現を抑制するという抗アレルギー効果のメカニズムを解明するとともに、EGCgがアレルギー反応を軽減することが示唆された。
なお、この内容を11月14日に神戸商工会議所(兵庫県神戸市)で開催された第114回日本薬理学会近畿支部会で発表した。
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