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2010年11月02日

タキイ種苗、苦くない新品種「こどもピーマン」を発表、ピーマン好きの哀川翔さんもピーマン嫌いな小学生も絶賛

 タキイ種苗は、今までにない新しいタイプのピーマンで、苦くなく肉厚でジューシーな「こどもピーマン」を11月1日に発表した。同日には、ピーマンが大好きという俳優の哀川翔さんをゲストに招き、東京・品川区立浅間台小学校で「こどもピーマン」のお披露目発表会を開催した。

 ピーマンは、「子どもの嫌いな野菜」の上位に常に位置し、独特のピーマン臭や苦味は、子どもたちだけでなく、大人にとっても苦手な人が多く敬遠されがちな野菜。しかし、栄養価が高いため、調理に工夫をして子どもたちに食べさせる家庭が多いのが現状だという。俳優として活躍するかたわら、5児の父として子育てにも奮闘している哀川翔さんも、「私自身は大のピーマン好きなのだが、やはり子どもはピーマンが嫌いで残してしまう。そこで、何とかして食べさせようと、最初は細かく刻んで炒飯に入れて、だんだん大きくしていくなど、試行錯誤してピーマン料理を作っている」と、子どもたちにピーマンを食べさせるのに苦労しているとのこと。

 
 「今回発表した『こどもピーマン』は、そんなピーマン嫌いな子どもたちにもおいしく食べてもらえるよう、約10年の月日をかけて作りあげた品種。一般的な中型ピーマンやパプリカとは外見も味も異なり、苦味がなく、肉厚でジューシーさをもつ新しいピーマン」と、「こどもピーマン」について説明してくれたのはタキイ種苗 品種開発者の石津ブリーダー。果実は長さ約10cm、重さ40gほどの使い切りサイズで、果皮はツヤのある濃緑色でキュートな形をしているのが特長だ。

 発表会で、実際に「こどもピーマン」を口にした哀川さんは、「かなりイケる。ピーマンの独特の香りはするもの、全く苦みはない。形も細身なので切りやすく、いろんな料理に合うのでは」と、すっかり気に入った様子。すると、石津ブリーダーは、「『こどもピーマン』の元になっているのは、メキシコで有名な『ハラペノ』というトウガラシ。細身で肉厚でジューシーで苦みはないが、強烈な辛さがあるので、そのままでは日本向けには難しかった。しかし、メキシコ向けトウガラシを育成・検定していく中で、突然変異で全く辛くない個体が見つかり、ここから『こどもピーマン』の育成が始まった」と、メキシコと日本を股にかけた「こどもピーマン」の誕生秘話を披露してくれた。

 「さらに、これまでのピーマンに比べて、ビタミンCやカロテンが豊富に含まれていて栄養価が高いのも特長。生で食べるのはもちろん、熱との相性がいいので肉詰めや油炒めにするとおいしい。また、皮が柔らかくて果肉がしっかりしているので、カレーなどの煮込み料理もおすすめ」と、石津ブリーダーはいろいろな料理に「こどもピーマン」を使って欲しいとアピール。哀川さんは、「少し食べないでいると禁断症状が出るくらい、自分にとってピーマンは料理に欠かせない一品。ちょうど今、おいしい野菜炒めを研究しているところなので、とてもいい素材に出会うことができた」と、すぐにでも「こどもピーマン」を使った料理を作ってみたい様子だった。

 ここで、発表会場となった品川区立浅間台小学校の児童3名が登場し、「こどもピーマン」にチャレンジした。品川区立浅間台小学校では、児童数103名という小規模小学校のメリットを活かし、学校・保護者・地域が一体となって関われる「食農」を昨年から本格的に取り組んでいるという。校庭に畑を耕し、自分たちが食べたい野菜を苗から植え、成長を見ながら収穫しているのだとか。中でも、今回発表会に登場した3名は、ピーマンをテーマに「どうすれば嫌いから好きになれるか?」を研究した3年生の代表とのこと。しかし、そのうち1名は「ピーマンは苦いので嫌い」と断言。ただ、思い切って食べてみた感想は「苦くなくて、これなら食べられる」と、初めて味わう「こどもピーマン」のおいしさに目を丸くしていた。

 
 この後、会場を転換し、1日だけの「こどもピーマンレストラン」としてオープン。2年生と3年生の児童約30名に哀川翔さんも加わって、「こどもピーマン」を使った特別レシピを試食した。今回振る舞われたのは、「ピーマンのゴママヨサラダ」、「ピーマンの揚げびたし」、「ピーマンのグラタン詰め」の3品。料理を食べた児童たちからは、「全然苦くない」、「いつもよりおいしい」との声があがり、「こどもピーマン」料理の評価は上々だった。

 最後に哀川さんは、「幅広い料理に使える新しいピーマンが、ここに産まれたと実感している。試食会での児童たちのリアクションを見ても、ものすごくおいしそうに食べていて、みんな完食している。これから先がとても楽しみになった」と、「こどもピーマン」によって多くの子どもたちがピーマン好きになることに期待を寄せていた。

 なお、今後、タキイ種苗では、「こどもピーマン」を従来のピーマン産地の他、新規品種として取り組む産地、さらには直売所や家庭菜園などに向けて推進活動を展開していくという。生産者にとって安定した価格の野菜として選択されるように、種子の販売から青果の流通まで共通したロゴマークを使用して、新しい野菜として認知を高め、ブランド化を目指していく方針だ。

[小売価格]
小袋(約30粒):577円
100粒:1575円
(すべて税込)

タキイ種苗=http://www.takii.co.jp/


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