HOME >> 食事・食材関連ニュース >> 富士経済、ファミリーレストラン・喫茶・給食など外食市場8分野の調査、2008年も前年比4.0%減に
2008年08月22日
富士経済、ファミリーレストラン・喫茶・給食など外食市場8分野の調査、2008年も前年比4.0%減に
富士経済は、ファミリーレストラン、喫茶、給食など8分野の外食市場について調査を実施した。その結果、3業態合計市場は標準型FR(ファミリーレストラン)の縮小が続き2008年も前年比4.0%減(8502億円)の見込みなどが明らかになった。なお詳細を調査報告書「外食産業マーケティング便覧 2008(下巻)」にまとめた。
ファミリーレストランは、バイキングレストランやチャンポンFRは伸びているものの、ほとんどの業態で不振が続いているため、07年の市場は縮小した。ガソリン高や回転ずしなどの他業態に客足を奪われていることに加え、ファミリーレストランのコンセプト自体が陳腐化し、時代遅れになっていることが最大の要因となっている。
喫茶は、特に「スターバックスコーヒー」等が含まれる高価格型コーヒーショップの出店攻勢による実績拡大が貢献している。その一方で喫茶店や甘味処など、個人経営やローカルチェーンが多い業態では、実績縮小が進んでいる。これまで成長が続いてきたコーヒーショップも、店舗の乱立によって市場に飽和感が出てきており、フードメニューへの注力やアルコール販売など、新たな需要の掘り起こしに努めている企業が多い。
西洋料理は、スペイン料理などが好調で、スペイン料理は小規模ながら高い伸びを続けている。反面、これまで好調であったイタリア料理の伸びが鈍化している。イタリア料理の拡大を牽引してきたカジュアルイタリアンがブームの終焉を迎えていることと、高級イタリア料理がフランス料理へのシフトなどで縮小に転じ始めたことが要因となっている。これに伴い、長期的な低迷が続いていたフランス料理が僅かながらも拡大に転じている。昨年秋にフランス有名ガイドブックが発刊されて多くのフランス料理店が紹介されたことも拡大に転じた一因といえる。
日本料理は、そば・うどん、すし、てんぷら、料亭・割烹などが長期的な減少を続けているものの、お好み焼き、もつ鍋、すきやき・しゃぶしゃぶ、とんかつなどがチェーン化やメニュー開発が進んでいることから比較的堅調であり、07年の市場は微増となった。
東洋料理は、各業態が総じて減少を続けており、08年も市場は微減が見込まれる。焼肉料理は、ホルモン専門業態が伸びているが、引き続き減少となった。また、中華料理では、点心料理が市場規模としては小さいながらも着実に成長している。今後はこのように的を絞った業態が成長していく可能性も考えられる。
エスニック料理は、インド料理が客単価の低い小型店の増加により成長している反面、メキシコ料理と東南アジア料理の縮小が足を引っ張り、07年の市場は減少となった。
給食は、施設数が増加しているものの、売上高の減少が続いているため、競争は激しさを増している。委託率が既に高く、これ以上の委託の伸びを見込みにくくなってきている市場も多い中で、老人福祉施設給食は一貫して高い伸びを続けている。また、幼稚園・保育所給食は、保育所の施設数が増加しており、注力する企業も増えている。
宿泊宴会場は、ホテル、結婚式場・宴会場が実績を伸ばしているものの、トータル市場は縮小が続いており、08年は2%程度のマイナスとなる見込みだ。特に施設数の減少が著しいが、実績を伸ばしている業態では単価の向上も見られており、施設数の減少と比較すると売上高の減少率は低くなっている。
標準型FRは、「ココス」(ココスジャパン)のように好調を維持するところもあるが、ほとんどのチェーンが売上を落としているほか、不採算店の大量な閉鎖や他業種へ転換するなどのケースが後を絶たず、ガソリン高も追い討ちをかけ、縮小となった。08年もセブン&アイフードシステムが「デニーズ」130店舗を3年以内に閉店する方針を固めており、市場縮小は続く見込みだ。高価格型FRは、多くのチェーンが横ばいとなった中、トップシェアのサンマルクグループが実績を落としたことが響き、縮小となった。08年はサンマルクグループが出店攻勢をかけるとみられ、市場は拡大に転ずると予測される。
一方、低価格型コーヒーショップは、市場の70%以上のシェア占めるドトールコーヒーが高価格業態への注力度を高めたこともあって、前年実績を割り込み店舗数も減少したが、下位チェーンで実績を伸ばしているところもあり、07年の市場は横這いとなった。割安感が一番の強みであったが、07年に続き08年も値上げを余儀なくされるチェーンも多く、今後は低価格以外での訴求も求められる。
バイキングレストランの2007年市場は、前年比101.0%の839億円に達し、2008年は前年比102.6%の861億円に達する見込みだ。食べ放題=安かろう悪かろうといったイメージが強かったが、90年代後半から有機野菜などの健康的なクオリティの高いメニューを数多く揃えたことで女性やファミリー層に受け入れられたバイキングレストランが現れ、それまでの食べ放題のマイナスイメージを払拭して新たな顧客層を開拓した。また、急拡大するチェーンも現れ、市場は拡大し始めた。特に05年と06年には前年比20%以上の高成長を果たしている。しかし、07年は、競合が激化したことから数年間続いた市場の急成長も鈍化している。
また、08年は依然として新規参入が増えているものの、既存店が前年割れとなるケースも多く、市場は前年比2.6%増に留まる見込みだ。バイキングの値頃感や楽しさ、健康的なイメージは、昨今のファミリーレストランに欠けていた部分でもあり、従来型のファミリーレストランが不振を極めている現在は、需要を大きく取り込んでいる。このため、当面は成長を維持するとみられるが、消費者に飽きられるのが早い業態であるため、常に目新しいメニューの開発やブラッシュアップが必要とされる。
A4判 215頁:10万2900円(税込)
富士経済=http://www.group.fuji-keizai.co.jp/
« 前の記事「日清オイリオグループ、コレステロール0(ゼロ)の「日清ヘルシーごま香油」を発売」へ
次の記事「伊藤ハム、サクサクとした食感が味わえる「スパイシーフライドチキン」を発売」へ »
トップページへ戻る
【食事・食材関連ニュースの最新記事】
・丸美屋食品、鍋・煮込みメニュー「麻辣火鍋の素<辛口>」と「酸辣煮込みの素<中辛>」を発売・スリーエフ、つゆを一新しいつ食べても煮込まれ味の浸み込んだ「おでん」19品を発売
・伊藤ハム、サクサクとした食感が味わえる「スパイシーフライドチキン」を発売
・富士経済、ファミリーレストラン・喫茶・給食など外食市場8分野の調査、2008年も前年比4.0%減に
・日清オイリオグループ、コレステロール0(ゼロ)の「日清ヘルシーごま香油」を発売
・雪印乳業、北海道産ナチュラルチーズを使用した「雪印 レンジ用チーズフォンデュ」を発売
・丸美屋食品、スライスした“松茸”をたっぷり使用した「松茸釜めしの素」を発売
・日本KFC、子ども向け「ひつじのショーンとピクニックいこうよグッズ付きスマイルセット」を発売
・東芝ホームアプライアンス、据置タイプで「振り鍋」調理ができるIHクッキングヒーターを発売
・デニーズ、秋メニューで値頃感を追求し料理・サラダだけでなくデザートも値下げ
|食事・食材関連ニュース |菓子・飲料関連ニュース |健康食品・医薬品関連ニュース |睡眠関連ニュース |美容・化粧品関連ニュース |余暇・サービス関連ニュース |運動関連ニュース |マイライフ手帳データニュース(HDL調べ) |ライフ関連ニュース |生活・健康グッズ関連ニュース |その他ニュース




