data.gif mylife_j.gif
「マイライフ手帳」で新規入会キャンペーンを実施中!無料登録すると毎月100名に図書カード(500円分)が当たる!!

HOME >> 食事・食材関連ニュース >> 富士経済、加工食品市場調査、07年の冷凍コロッケは食肉偽装事件の影響で前年比4.2%減の502億円に

2007年10月11日

富士経済、加工食品市場調査、07年の冷凍コロッケは食肉偽装事件の影響で前年比4.2%減の502億円に

 富士経済は、07年8月から今年の食品産業界について調査を実施。その第1回目の結果を報告書「2008年 食品マーケティング便覧 No.1」にまとめた。この報告書では、農産加工品22品目、水産加工品17品目、畜産加工品12品目、冷凍調理済食品9品目、フライ類8品目、チルド調理済食品6品目、その他調理済食品6品目の7カテゴリー計80品目の市場動向を収載する。報告書のトピックスとしては、07年の冷凍コロッケは、食肉偽装事件の影響で前年比4.2%減の502億円の見込み。中国産問題で減少が続くうなぎ蒲焼、06年から減少に転じためかぶ、などが明らかになった。なお、加工食品市場の動向と今後の展望などを5回に分けてまとめ、順次報告する予定。

 企業の収益改善や設備投資の増加などによる景気の回復が続いているが、個人消費の回復はそのペースに比べ遅れている。食品業界では、原油価格の高騰と、円安や新興国の旺盛な需要によって原材料価格、物流・光熱費が上昇したことで、加工食品の規格変更を含めた値上げがみられる。また、07年は不二家の期限切れ原料使用、ミートホープ社の食肉偽装、石屋製菓の賞味期限改ざん、中国産食品の安全性の問題など、食の安全性を裏切る諸問題が続発しており、消費に大きな影響をおよぼしている。また今夏は、前年同様、梅雨明けが遅れ、明けた直後から記録的な猛暑となり、例年と比較しても消費行動に変化がみられる1年である。

 漬物や納豆、豆腐、冷凍野菜、素材缶詰など22品目を対象とする農産加工品では、消費量の減少が続くなか、納入価格が低下する一方で、原料・包材価格の高騰といった参入企業においては非常に厳しい環境となっている。商品動向としては、個食化に対応した容量・パッケージ商品が伸びているほか、07年の中国産問題によって低価格化を進行させた輸入品から国産(原料)品への需要が高まっている。

 水産練り製品や水産缶詰、佃煮類など17品目を対象とする水産加工品では、水産練製品が長期的な低迷を続けるなか、風味かまぼこは、高価格タイプが好調で、06年から市場が拡大に転じた。また、ツナ缶詰では、キハダマグロの原料相場が上昇したことから価格改定が実施されており、値上げによる買い控えが懸念される。

 ハムやソーセージ、チキン加工品など12品目を対象とする畜産加工品では、BSE問題こそ影響が薄れつつあるものの、ハム・ソーセージで原料価格の高騰が続いていることから、前年に引続き量目変更を含めた値上げを実施する見込みである。

 冷凍のハンバーグやミートボール、ギョーザなど9品目を対象とする冷凍調理済食品では、製造原価の上昇を受け、値上げや値締めの動きが出ており、収益を重視する展開が続いている。

 冷凍のコロッケやカツ、水産フライなど8品目を対象とするフライ類では、冷凍カツがやや伸びたものの、冷凍コロッケはミートホープ社による食肉偽装事件の余波で、加ト吉商品が売り場から撤去され、4.2%の減少が見込まれる。

 チルドのハンバーグやミートボール、ギョーザなど6品目を対象とするチルド調理済食品では、販売ボリュームが大きい低価格商品で依然として価格低下が続いており、収益性の確保に向けた販売戦略の見直しが進められ、高付加価値商品の開発が活発化している。

 注目市場として好調が見込まれる青魚缶詰(水産加工品)は、07年が284億円を見込み(前年比103.3%)、08年が294億円(98年比103.5%増)に達すると予測する。

 青魚缶詰は、サバ、イワシ、サンマなどの青魚を原料とした缶詰であり、1870年には国内で生産が開始されていた。戦後の高度成長期には保存性の高さと簡便性によって需要は旺盛であったが、食生活の変化に合わせ減少。1990年代後半、健康志向の高まりによって青魚に含まれるDHA・EPAの効果がメディアに取り上げられたことで注目された。近年、とくに健康に関心の高い中高年世代では、缶詰に馴染みがあること、子どもが独立して食が簡素化したことなどの要因も重なり、青魚缶詰は実績を拡大させている。

 06年は各社の注力度も高く、新商品の投入や販促展開を積極的に実施したことから、売場での露出度が高まり前年比5%の拡大となった。また、従来型の味付け以外にも新規のターゲット獲得、特に女性層の嗜好に即してトマト味やガーリック味といった洋風の味付け商品が投入されている。07年も各社の注力度は衰えず、上位社ではツナ缶詰が苦戦していることから、原料が安定し拡大傾向にある青魚缶詰に軸足を移す企業もみられる。参入企業の意欲は高く、需要も拡がっており、07年の市場は前年比3.3%増の284億円と見込まれる。

 冷凍ハンバーグ(冷凍調理済食品)は、07年が515億円(前年比102.0%)を見込み、08年が525億円(98年比101.9%増)に達すると予測する。

 冷凍ハンバーグは、業務用が主体となっており、外食、中食、給食など幅広い業態に使用されている。これまで市場をけん引してきたスーパーの惣菜向けなどの中食は、利幅確保のため売り上げ状況に応じてメニュー改廃が激しく、06年以降は一部で天井感も見え始めたため、メーカー側は外食向けの商品政策の強化へシフト。その効果から06年、07年とも、外食など業務用を中心に伸長し、市販用も弁当需要のほか、夕食向けの商品育成も進められていることから、市場はプラス成長を続ける見込みだ。

 冷凍ギョーザ(チルド調理済食品)は、07年が208億円(前年比106.1%)を見込み、08年が220億円(98年比105.8%増)に達すると予測する。

 ギョーザは、食卓での登場頻度が高い人気メニュ-であり、冷凍ギョーザは保存性があるため、買い置き需要を取り込んで拡大してきた。業務用は、中食や外食でおかずやおつまみとしての需要が高く、順調に実績を増加させている。06年は、味の素冷凍食品、イートアンド、ジェイティフーズが商品のブラッシュアップなどで好調に推移し、市場は拡大。07年も、各社続伸しているほか、加ト吉が業務用で拡販を果たし、市場は再びプラスが見込まれる。冷凍ギョーザは、市場のけん引役である味の素冷凍食品以外の参入企業の成長が以前から課題となっていたが、近年はイートアンド、ジェイティフーズの実績増加が続いているほか、加ト吉も業務用商品のてこ入れで伸長するなど、市場間競合による活性化で市場拡大が期待される。

 一方、苦戦が見込まれる市場として、めかぶ(水産加工品)は、07年が180億円(前年比 94.7%)を見込み、08年は186億円(98年比103.3%増)に達すると予測する。

 めかぶは、テレビ番組を中心としたメディアで取り上げられるようになり注目を集め、一時同じ海藻類のもずくが原料不足となったことでその需要を取り込み、拡大を続けてきた。しかし、06年になってメディアで取り上げられる回数も少なくなり、もずくの原料回復と売場展開における販促企画で需要がもずくにシフトし、消費者への訴求力が弱まったことで、めかぶ市場は初めて減少となった。安価な粗悪品は中国産が多く、07年はTV番組の捏造事件、中国産食品へのバッシングなどによって消費者のめかぶ離れが進行。現状を打破するために、各社では“安全、安心、美味しさ”をキーワードに国産めかぶを使用し、また商品特性である汎用性を利用して様々なメニューの提案をすることで離れた消費者を再獲得する意向とのこと。07年以降は、国産品にこだわっためかぶを使用することで中国産との差別化を消費者に訴え、プレーンタイプの展開の拡大が予想される。

 冷凍コロッケ(フライ類)は、07年は502億円(前年比95.8%)を見込み、08年は513億円(98年比102.2%増)に達すると予測する。

 冷凍コロッケは、主力用途の業務用では、スーパーの惣菜などの主力商品として需要を取り込んできた。CVSの調理パンや弁当用では価格面の要請がとくに厳しく、外食ではサブ商材の位置づけでコスト削減が主目的となっている。06年は、スーパーの惣菜などを中心とする好調な中食需要が市場をけん引し、前年実績をやや上回ったが、07年は、6月にミートホープ社の食肉偽装事件が発覚したことで、原料ひき肉を仕入れて製造していた北海道加ト吉との関係上、加ト吉が実績を激減させている。しかし、その他企業では実績が増加しているところもあり、大きなダメージはみられず、市場は前年比4.2%の減少にとどまる見通しだ。

 うなぎの蒲焼(その他冷凍調理済食品)は、07年が228億円(前年比 63.9%)を見込み、08年が202億円(98年比88.6%増)の予測と苦戦が見込まれる。

 02年に中国産のうなぎ加工品から、食品への使用が禁止されている合成抗菌剤が検出されたことで輸入量は大幅減少し、さらに台湾産のうなぎを国産と偽って販売する事件も相次いだことから、結果的に消費者の信用を失い市場はマイナス成長となった。以降、たびたび中国産のうなぎから合成抗菌剤が検出されており、流通からも中国産うなぎが敬遠されるようになり、04年こそ記録的な猛暑の恩恵を受けたことで、量販店や業務用での引き合いが増え拡大したものの、市場は大幅な減退を続けている。06年は最需要期の夏場に、梅雨明けが遅れた影響で気温があまり上がらなかったこと、さらに7月末に残留農薬が検出されたことで中国側が活うなぎの日本への輸出を停止し、8月上旬には輸出を再開したものの、需要期にこうした問題が生じたことで市場は20%近い減少となった。さらに07年も、前年同様、最需要期である夏場に中国うなぎの抗菌剤使用が発覚したことで、土用の丑の日でも低調な動きとなった。最終的に市場は36.1%のマイナスが見込まれる。

 その他市場では、「ハム類」、「ソーセージ類」の需要は停滞しているが、国産原料などを使用した商品が着実に浸透。原料高騰の影響を受け、06年から07年にかけ主要製品の量目調整による値上げを2度実施している。ハム類トータルでは伸び悩んでいるが、生ハムが高い伸びを記録(モモ肉タイプがけん引)。「豆腐」は、単価が100円平均と低いうえに、値入率も低い日配売り場で、2年前から300円という単価の“男前豆腐”が登場し、高くても美味しい豆腐のヒットによって、豆腐業界になかった「ブランド」戦略が拡がっていくかに思われた。しかし、07年は高価格ブランドへの一定の需要はあるものの大きく拡がらず、市場を押し上げるまでには至っていない。

 「スモークサーモン」は、欧州や米国などで健康志向の高まりを受け、サーモン需要が高まり、原料であるトラウトサーモンやキングサーモンが高騰。現在原料高は落ち着きをみせつつあるものの、各社は値下げに踏み切れず、市場の縮小に歯止めがかかっていない。生ハムブームの影響も受けて、量販店・ギフト市場でも消費者が流出しており、厳しい状況が継続している。

[小売価格]8万9250円(税込)

富士経済=http://www.group.fuji-keizai.co.jp/

goods.gif
[ PR ]

【食事・食材関連ニュースの最新記事】

富士経済、加工食品市場調査、07年の冷凍コロッケは食肉偽装事件の影響で前年比4.2%減の502億円に
ケンタッキー、ジャスト価格のチキンセット「¥500セット」を期間限定で発売
山崎製パン、パン製品および一部の和洋菓子製品を12月1日出荷分から17年ぶりに値上げ
ハウス食品、家庭用・業務用ルウ製品と即席袋めん製品を値上げ、「とんがりコーン」は容量を減量
エスビー食品、カレー・シチュー・ハヤシの家庭用ルウ製品などを11月12日出荷分から値上げ
丸大食品、ハム・ソーセージと加工食品全般を10月22日から値上げ
そごうと西武百貨店、「おせちご予約販売会」を10月16日から開始、「和洋折衷おせち」と「洋風おせち」を強化
日本マクドナルド、軽食タイプの「マックラップ チキンシーザー」と「同 えびサウザン」を発売
明星食品、カップめん「明星 もちもち食感 カレーラーメン」を発売
日清食品、チャーシューにかける特製ダレ付の「日清具多 GooTa 芳醇醤油」と「同 とろ豚骨」を発売
東洋水産、カップ入り即席麺「マルちゃん 味噌バターコーンラーメン」を発売
フレッシュネス、ホット&スパイシーな「チキンバーガー」を数量限定で販売
明星食品、カップめん「明星 一平ちゃん大盛 冬期限定 ガーリックみそとんこつ」をリニューアル
モスフードサービス、モスライスバーガー3種を発売、焼肉が「モスライスバーガーカルビ焼肉」として復活
モスフードサービス、季節限定のスープ「ミネストローネ」と「クラムチャウダー」を発売
日清食品、「日清のどん兵衛 きつねそば」をリニューアル、おあげはジューシィ、つゆはだし感アップ
ポッカクリエイト、化学調味料不使用のスープ2種とスープセットをカフェ・ド・クリエ店舗で発売
ベネフィット・ワン、厳選されたレストランを特別優待価格で愉しめる「プレミアムクーポン」を販売
日清食品、汁なしカップビーフン「日清 菜ビーフン あっさりオイスターソース仕立て」を発売
東洋水産、カップ入り即席麺「マルちゃん たまご麺 醤油とんこつ」と「同 たまご麺 コク味噌」を発売

食事・食材関連ニュース菓子・飲料関連ニュース健康食品・医薬品関連ニュース睡眠関連ニュース美容・化粧品関連ニュース余暇・サービス関連ニュース運動関連ニュースマイライフ手帳データニュース(HDL調べ)その他ニュース